ヨガ哲学のお話です。
普段生活していると、イライラしたり、悲しくなったり、ムカついたり、不満や不安・ぐちがでてくることがあると思います。
この負の感情ってとてもしんどいですよね、できればいつも明るく元気な気持ちでいたいものです。
こういった負の感情は「自分を蔑ろにされている」と感じる時に発動する気持ちです。
例えば
「夫よ、ありがとうくらい言ってほしい」「子どもが言うことをきかない」「給料が安すぎる」「残業がきつい」「なんで私ばっかり」「もし◯◯だったらどうしよう」「もっと◯◯したい」
こんな感情の裏側には、自分のがんばりは認められるべきだ、自分の努力を称えてほしい、私はもっと大切にされるべきだ、こんな不遇な私は本来の私じゃない、もっとできるはずだ。
全て自分が自分に向けた愛情、自己愛の強さからくる感情です。
そりゃそうですよね、この世でたった一人、自分は自分しかいないし、自分でしかいられないし、自分が死ねば自分がなくなるし、みんな自分が大切に決まっていますよね。
でもこの感情が強くなりすぎると辛い気持ちを発動させてしまうのです。
自分を大切に思うこと、自分のココロやカラダを大切に扱うことは大前提にありますが、必要以上の自己愛は求めるココロが強くなればなるほど、苦しみを生み出します。この自己愛は誰もが持っていて、皆苦しんでるものです。だからこのエゴと呼ばれる自己愛を手放すことはとても難しく、毎日が修行のようです。でもトライして少しでもできるようになると、うんとココロが軽くなって、見えない景色が見えてくるんだと思います。
私も自己愛を手放す、自我意識を削ぎ落とす練習をしています。自我意識のイメージ、また削ぎ落とす練習方法はまた次回書いていきますね。